それには次のような3つの理由があります。
歯を削ってまで被せる最大の理由は、噛み合わせたときに掛かる力で歯が欠けたり折れたりしないようにするためです。詰めものが大きいほど、歯が欠けたり折れたりすることがあります。歯全体を覆えば(被せれば)、弱い歯を内部に閉じ込めて保護する事ができるのです。
詰めものは、非常に限られたスペースで治療を行うため大きな修正はできません。しかし被せものなら、形や角度などを比較的簡単に変更することができるのです。それに歯の色も変更することが可能なので、審美的な改善を行う際にメリットとなります。
歯のない部分の前後を繋げて作るブリッジや、歯周病などが進行してぐらついた歯などを、数本まとめて被せて繋ぐことによって、ぐらつきを押さえしっかりとさせることもできます。